WiMAXと固定回線比較!インターネットはどちらがおすすめ?

インターネットと言えば、ネット回線を自宅に引き込む”固定回線”を思い浮かべる人も多いと思います。スマホが普及した現在ではネット=スマホの人も多いかもしれませんね。街のいたるところでも「WiFiスポット」と呼ばれる場所が各地に設置されています。
WiFiにも規格があり、現在の主流である「WiMAX2+」では、最新規格として光回線に匹敵どころか、速度を超えるWiFiルーターも登場しました。
通信速度では既に優位性がなくなったと思われる光回線ですが、WiFiが超える瞬間が来たのでしょうか?今回は、WiMAXと光回線を比較したうえでおすすめを決めたいと思います。
目次
WiMAX2+がついに光回線を超える!?
※画像はUQより引用
2019年1月25日よりUQ WiMAXからSpeed WiFi NEXT W06とHOME L02の2機種が発売されました。2つは国内初となる受信最大速度1Gbpsを超えるワイヤレスサービスとして注目を集めました。
4月からはNEXT WX05/HOME 01も発売され、いよいよ光回線を超えるワイヤレスが主流になるか?という時代になりました。
※画像はauより引用
WiMAXはauでも提供されており、auスマートポートの機種としても利用が可能です。auスマートポートでは現在440Mbpsが最高速度ですが、今後は光回線並みの通信速度が期待されています。
Speed WiFi NEXT W06/HOME L02の性能
Speed WiFi NEXT W06 | モバイルルーター | USB接続で受信最大速度1.2Gbps 上り75Mbps |
Speed WiFi HOME L02 | ホームルーター | Wi-Fi接続時受信最大867Mbps 上り75Mbps LANケーブル接続時受信最大1,000Mbps |
2つのSpeed WiFiはモバイルルーターとホームルーターです。これまでのUQでは、800Mbpsを超える国内最高の高速通信を提供しており、UQ=高速ワイヤレスというイメージをもっている方も多いと思われます。
UQのWiFiは、回線を切り替えることで高速化させるハイスピードプラスエリアモードを使用することが可能です。今回紹介する2機種もモードチェンジに対応しており、上記の速度を実現可能としています。
ハイスピードプラスエリアモードは月額1,005円の有料オプションですが、auスマートバリュー(mine)に加入することで利用料を無料にすることが可能です。つまり、auユーザーなら誰でも高速通信を楽しめるわけです。
さらにUSB接続、4本のアンテナ設置でビームフォーミングに対応し、受信感度を高めることで4K、8Kの最高画質動画もコマ送りなしで視聴可能な条件を揃えました。
コンパクトなネットを楽しみたい人には、今回のハイスペックWiFiはとても魅力的に映ることでしょう。
Speed WiFiの費用
Speed WiFiはauとUQWiMAXでは料金形態が若干異なります。そもそもWiMAXでは本体代金を月額料金として考えているため、基本的には本体代金は発生しません。代わりに複数の料金プランや長期契約から、やや複雑な料金システムを理解しておく必要があります。
初期費用 | 料金プラン | 月額料金 | |
---|---|---|---|
UQ | 3,000円 | UQ Flat ツープラスギガ放題 | 3年契約4,380円 |
ウルトラギガMAX | スマホ+3年契約6,360円 | ||
UQ Flat ツープラス | 2~4年契約3,696円 | ||
au | 無料 | WiMAX 2+ フラット for HOME | 25ヶ月間4,380円 スマートバリュー適用時3,792円 通常2年契約4,880円 スマートバリュー適用時4,292円 |
WiMAX 2+ フラット for DATA | 25ヶ月間3,696円 通常2年契約4,196円 | ||
WiMAX 2+ フラット for DATA EX | 25ヶ月間4,380円 通常2年契約4,880円 |
WiMAXを取り扱っているプロバイダは多いので、ここでの料金はUQ WiMAXとauで見ていきましょう。
UQでは3つの料金プランを選ぶことができます。各プランにはデータ容量の月間上限が決まっており、ギガ放題、ギガMAXのWiMAX2+は無制限プランとして利用できます。
※画像はauより引用
一方のauはfor HOMEとfor DATA EXが無制限プランですが、for HOME以外はモバイルルーター専用プランでスマートバリューが使えないというデメリットがあります。一応auスマートポートでも契約自体はできますが、デメリットのほうが大きいと思われます。
UQとauは割引とスマートバリューが使えるかそうでないかがハッキリしており、モバイルルーターにするかホームルーターにするかで契約する会社をよく選んだほうが良いでしょう。
auはスマートポートが初期費用無料ですので、ホームルーターならauからが少しだけお得ですね。
それでも光回線をおすすめする理由
WiMAXと光回線はどちらが優れているか?どちらが優れているかは、ライフスタイルで評価が分かれるところですが、結論から言えば光回線をおすすめします。
ワイヤレスが光回線に追いついたインパクトは強いですが、根本的な部分ではまだまだ固定回線に及んでいるとは思えません。その理由は通信速度だけでなく、有線と無線の性質によるメリットとデメリットの差が大きいからです。
Speed WiFi NEXT W06/HOME L02は確かにハイスペックなWiFiです。WiMAX固定回線とワイヤレスの決定的な違いを解説していきましょう。
回線の安定感が違う
基地局から光ファイバーを通し、自宅まで直につながる固定回線と基地局から電波を飛ばし、端末がキャッチするWiFiでは正確にデータ通信を行える確率がまったく違います。
なぜWiFiには高層階や地下では使えない場所があるのか、スマホの使えない場所で「電波の届かない場所~」というアナウンスが流れるのか?電波が届かないものは使えないからです。
なら届ければ良いといっても電波には届く範囲が限られています、それは固定回線でも同じですが、工事ができる範囲なら地下でも高層階でも届くのが固定回線です。
同じ条件でもむき出しの電波は障害物や遮蔽物によって干渉し、簡単に速度低下に陥りやすいのも欠点です。利用者が増えれば速度が落ちるのは固定回線も同じですが、電波干渉というハンデを背負ったWiFiなら顕著にあらわれます。
ホームルーターはLANケーブルで端末とつなげて疑似的な有線接続も可能ですが、届けられる電波自体が無線なので固定回線とは根本的に違うのです。固定回線をつなぐ無線LANの場合、建物までは光回線で宅内ではWiFiに切り替えることが可能です。つまり、電波を届けるまでの距離が違いすぎます。
有線接続ができないモバイルルーターなら、より強い電波干渉もあり得るのです。
WiFiの通信速度も光回線が上
※画像はauひかりより引用
WiFiが光回線に追いついたのは標準的な光回線速度です。現在の光回線はその上を行く2~10Gまでが登場しています。同じKDDIのauひかりはホームタイプ限定で10G/5G、コミュファ光やNURO光ならマンションでも可能です。
もうひとつ言えば前述した無線LAN。光回線でネットにつなぐためのルーターですが、現在はどのネットでもWiFiが標準で搭載されています。
例えばauひかりで使われている無線LANの仕様。WiFi時上下ともに最大1733Mbpsの上りだけで約20倍もの大幅な性能差があります。ルーターのレンタル料は月額500円ですが、スマートバリュー加入で永年無料となります。WiMAX2+で言えばハイスピードプラスエリアモードにあたるものです。
スマートホーム機能のauHOMEにも対応しており、auの無線LANはSpeed WiFiができないことをできてしまうのです。
光回線だとWiFiが正真正銘の無制限
恐らく一番の違いがここです。Speed WiFiにはどのプランにも通信制限がありますが、光回線のWiFiには制限自体がありません。
UQ Flat ツープラスギガ放題 | 直近3日間の合計で10GBまで |
---|---|
ウルトラギガMAX | |
UQ Flat ツープラス | 月間7GB |
WiMAX 2+ フラット for HOME | 直近3日間の合計で10GBまで auスマートバリュー専用プランは30GBまで |
WiMAX 2+ フラット for DATA | 月間7GB |
WiMAX 2+ フラット for DATA EX | 直近3日間の合計で10GBまで |
ハイスピードプラスエリアモード | 月間7GB |
このようにどのプランにも7~10GBの通信制限が設けられており、無制限モードでも3日間の制限縛りまでつけられています。高速通信のハイスピードプラスエリアには月間7GBまでとされており、高画質動画の連続視聴には耐えられないことが予想されます。
無線LANの場合はベストエフォートという理由付けがありますが、データ通信の総量による制限はありません。
無制限のホームWiFiが他社にある
モバイルルーターは速いのですが、ホームルーターとなるとどうしても速度がそこまで出せず、自宅のWiFiでは速度に期待をもてないようにも思われていましたが、それを打ち破ったSpeed WiFi。
しかし、速度だけではどうしても敵わないライバルがいるのも見過ごせません。
※画像はソフトバンクより引用
2019年3月末にソフトバンクからAirターミナル4が登場しました。知らない人のために少し解説をします。
Airターミナルとはは1~4までの機種があり、ソフトバンクエアーを利用するためのホームルーターです。そのソフトバンクエアーのAirターミナル4では下り最大962Mbpsが可能で、しかも通信制限なしの無制限で使えるWiFiです。
Airターミナル4 | 月額3,800円~ 下り最大962Mbps 標準:481~261Mbps |
Airターミナル4は登場したてで962Mbpsを出せるエリアがまだごく少数です(2019年4月時点)。それでもデータ通信を気にせずに無制限で使えるWiFiというのは魅力的です。しかも最大接続数64台で多人数同時接続にも適しています。
速度ではSpeed WiFiに若干譲るとはいえ、料金据え置きで使い放題というのはUQやauにはない最大の特徴です。
auならauひかりかau系の地方回線を契約しよう
※画像はauひかりより引用
近年の技術の進歩は目覚ましく、5Gの商用化も近づいています。しかし、それでもまだ直接端末とつながる固定回線の安定感には及ぶところではありません。
ネットで一番お金が掛かる工事費不要で外でも使えるWiFiは確かに魅力ですが、いつでも正確にネットにつながる保証がありません。また、スマホ同様にデータ通信量によって費用がかさんでしまうのはヘビーユーザーには悩みの種となるでしょう。
常にネットを使いたい人にはauひかりやau系の地方回線がおすすめです。
代理店なら高額キャッシュバックと公式特典併用可能!
光回線は正規代理店を活用することで”高額キャッシュバック“と”公式特典“の二重取りが可能です。不正でもなんでもなく、正規の契約なのでなんの後ろめたさもなく堂々と受け取れます。
今回最後にご紹介する窓口は株式会社NEXT。光回線を多数取り次いでいる実績豊富なauひかりの代理店です。
NEXTではキャッシュバックかキャッシュバック+商品の特典を用意しており、契約内容によって好きなほうを選ぶことが可能です。無線LANはauひかりからのレンタルがおすすめなので、ここは高額キャッシュバックの一本釣りを狙いましょう。
有料オプション不要で申し込めて、複雑な契約内容もオペレーターの方が丁寧に教えてくれます。キャッシュバックに必要なことはすべて案内してもらえるのでもらい忘れがありません。
auひかりだけでなく、地方回線も取り扱っているのがNEXTの強み。au系の光回線を探している方はコチラの窓口をご確認ください。
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