ソフトバンクエアーは入院・帰省・旅行などで持ち運びできる?

ソフトバンクエアーはソフトバンクから提供されている「自宅用モバイル回線」です。
モバイル回線なのに「自宅用」という一風変わったインターネットサービスですが、今回のテーマはずばりここ!
「ソフトバンクエアーは持ち運びできるのか」というテーマです。
ソフトバンクエアーを使ったことがある方は分かるかと思いますが、ソフトバンクエアーはAirターミナルをコンセントに挿すだけで利用することができるので個人的にもできるような気がしてなりません(笑)
今回はソフトバンクエアーは持ち運びできるのか、ということをソフトバンクエアーの契約書類も交えつつお話していきたいと思います。
目次
ソフトバンクエアーとはそもそも…?
ソフトバンクエアーは先ほども言ったように、ソフトバンクから提供されているインターネットサービスです。
同じインターネットサービスとして「ソフトバンク光」がありますが、この二つの違いは「回線」です。
ソフトバンク光が「光回線」を使用しているのに対し、ソフトバンクエアーは「モバイル回線」を使用しています。
光回線とモバイル回線の違いは一般的には☟の通り。
回線名 | 速度 | 接続可能距離 | データ容量制限 |
---|---|---|---|
モバイル回線 | 220Mbps | 広い | あり |
光回線 | 1Gbps | 狭い | なし |
もちろんモバイル回線によって違いはありますが、平均的な速度や違いは上記の通り。
ちなみにソフトバンクエアーの速度は最大360Mbpsとモバイル回線の中でもかなり速い速度です。
さて速度の話はいいとして、見てほしいのは「接続可能距離」について。
モバイル回線と光回線の一番の違いはここでしょう。
光回線の目的は「狭い」エリアで「高速」な通信ができることなのに対し、モバイル回線は「広い」エリアで「そこそこ」な通信ができることを目的としています。
つまり二つの回線で本来の目的が全く違うんですね。
しかし、今回ご紹介しているソフトバンクエアーは「自宅用」と銘打っています。
これはかなり狭いエリアですよね。
なんとなくモバイル回線として矛盾を起こしているようにも見えますが、モバイル回線の特徴として「手軽」という点が挙げられます。
ケータイやルーターを使っていて分かると思いますが、基本的に契約したその日のうちに機器を利用することができますよね?
これはこれらのモバイル回線が「モバイルデータ通信」を利用して通信をしているためです。
このモバイルデータ通信は「基地局」から送られてくる「電波」を利用して通信をする通信方法。
そのため契約した日、すなわち電波を利用する権利が生まれた日から早速その電波を利用して通信をすることができるんですね。
そしてソフトバンクエアーも「Airターミナル」という電波の受信器を通じて自宅に「モバイルデータ通信」で、ネット環境を構築することができるようになるわけです。
光回線では自宅に引き込むための工事が必要となるのに対し、モバイル回線ではソフトバンクエアーのようにAirターミナルをコンセントに挿すだけで利用できるようになるので、工事ができない借家の方や寮に住んでいる方などにはソフトバンクエアーは特に人気です。
ただ、ここまでの話を聞いていると「Airターミナルを持ち運べばどこでも使えるんじゃ?」という疑問が浮かびませんか?
あくまでAirターミナルは自宅に備え付けるものではなく、電波を中継するものです。
つまりどこであってもコンセントさえ挿せば、ルーターのように電波を中継して利用することができるのではないか、そう私は思いました。
ということで、今回のテーマ「ソフトバンクエアーは持ち運びでして利用できるのか?」という疑問についてお話していこうと思います。
ソフトバンクエアーは持ち運びできる?
ソフトバンクエアーの仕組みや成り立ちを見たり話したりしていると、ふと「ソフトバンクエアーは持ち運びできるんじゃないか?」というごくシンプルな疑問が沸き起こります。
極端に言えば「中継機」ですからね(笑)
では、ソフトバンクエアーは持ち運びできるのかという疑問について検証していきましょう!
ソフトバンクエアーは持ち運びをして、その場所で利用できるのかという疑問ですが、先ほども言ったようにソフトバンクエアーもといAirターミナルは電波を中継するものです。
そして「契約した住所の電波のエリア内」の電波を使ってソフトバンクエアーを利用することができます。
つまり、「契約した住所の電波のエリア内」であれば自宅以外でもソフトバンクエアーを利用することは「理論上」可能と言えます。
ただ、ここで読むのをやめないでください!
技術的・理論的に可能だとしてもソフトバンクエアーはあくまでソフトバンクが提供している「サービス」です。
サービスには守らなければならない「規約」がありますよね。
ということで、ソフトバンクエアーを持ち運んで利用してもよいものかどうなのか、規約と照らし合わせながら見ていきましょう。
ソフトバンクエアーの持ち運びは理論上可能!規約をチェックしよう
さて、ソフトバンクエアーを持ち運んで利用することは理論上可能、ということが分かりましたね。
ただソフトバンクエアーはソフトバンクが提供するサービスですので、サービスのルールを守らなくてはなりません。
ということで、ソフトバンクエアーを利用する際の規約をチェックしてみましょう。
今回参照したのは「ソフトバンクエアーの重要事項説明書」です。
これはソフトバンクエアー契約時に確認するものですね。
そしてこの重要事項説明書には「サービスの利用制限」という項目があり、ここにソフトバンクエアーが利用できる「場所」についての記述がありました。
その記述を見てみると、次のように記載されています。
本サービスは、お申し込みいただいた設置先住所でのご利用に限るものとします。ご登録いただいている設置先住
所以外で利用された場合、本サービスの契約を解除させていただく場合があります。
解説するまでもないくらいシンプルな文章ですね。
やはりソフトバンクエアーが利用できるのは「設置先住所」つまり「自宅」に限定されるようです。
そして自宅で利用しなかった場合は「サービスの契約を解除」することがあるとのこと。
つまり解約ですね。
調査の結果、自宅以外で利用していることが分かった場合、まずはメールやハガキなどで警告が来るよう。
その警告を無視すると強制解約になるようです。
「じゃあバレなきゃいいんだ」と思う方もいるかもしれませんが、バレます(笑)
というのも、契約した住所の電波のエリア内で利用したとしてもその電波を発するのは「電波塔」ですよね。
そして、同じ電波のエリア内だとしてもその場所で利用される電波塔は決して同じとは限りません。
もちろん一部屋くらい離れている程度であれば電波塔は同じかもしれませんが、決して同じだと断言することはできません。
いつもと違う電波塔を利用してソフトバンクエアーを利用している、となればすぐにソフトバンクにバレてしまいますのでやはり持ち運んで利用する、ということはしないほうが良さそうですかね…
ソフトバンクエアーの持ち運びはできない!破ると強制解約、違約金も…
さて、ソフトバンクエアーの持ち運びは理論的には可能でしたが、規約的にはNGでしたね。
ただここまで言っても持ち運びをしようとする方もいるかもしれません。
先ほども言ったように、この規約を破るとゆくゆくは「強制解約」になってしまいます。
強制解約になってしまった場合は、次のようなデメリットがあります。
①解約違約金が発生する
②信用情報に傷がつく
どちらも重要なことですので、ひとつづつお話していこうと思います。
①解約違約金が発生する
こちらは当たり前ですね。
契約更新月ではないと、解約違約金が発生してしまいます。
ソフトバンクエアーの場合、違約金は「9500円」と約10000円ほど違約金がかかってしまうので結構痛い…
そして割賦購入をしている場合で36ヵ月以上利用していない場合は「(36ヵ月 – 利用した月)×1620円」分の残債も支払わなくてはいけません。
利用した月にもよりますが、20000円近く違約金がかかってしまうことも多いので強制解約は金銭的にも避けたいですね。
②信用情報に傷がつく
こちらは①より避けなければいけないデメリットです。
①はお金を支払えば解決しますが、こちらはお金を支払っても解決することができませんし、下手すると一生に関わります。
というのも強制解約になってしまうと、まず「ブラックリスト」に登録されてしまうためですね。
このブラックリストに登録されてしまった場合、信用情報はがた落ち。
次のインターネットサービスを利用しようとした際や割賦払いなどの審査がかなり厳しくなります。
信用情報はかなり大事なので、傷をつけないためにもルールを守って強制解約だけは避けましょう。
さいごに
今回はソフトバンクエアーは持ち運びすることができるのか、ということについてお話していきました。
結論としては、「持ち運びできない」という結果になりましたね。
強制解約はデメリットが大きすぎるので、ルールを守って利用するようにしましょう。
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