auスマートポートとソフトバンクAirでゲームは満足にできる?

今回はauスマートポートとソフトバンクAirをご紹介したいと思います。
これらはどちらも三大キャリアである「au」・「ソフトバンク」から提供されているインターネットサービスで、それぞれ手軽にインターネットを利用できるようになるもの。
ただ、それぞれの違いってなんだかあいまいな気がします…
ということで今回はauスマートポートとソフトバンクAirのサービス内容を見ていきつつ、それぞれを比較していきたいと思います。
目次
auスマートポートとソフトバンクAir
auスマートポートとソフトバンクAirは先ほども言ったように、インターネットサービスです。
ただ、両者の違いってそこまで浸透してはいないのではないでしょうか?
ということでまずはこれら二つの概要的な違いを見ていきたいと思います。
auスマートポート![]() | 自宅用wifiルーター |
ソフトバンクAir![]() | 自宅用モバイル回線 |
それぞれの概要的な違いは上記の通り。
共通しているのは「自宅用」という点、異なるのは「wifiルーター」か「モバイル回線」かという点ですね。
wifiルーターとして有名なのは「ポケットWi-Fi」、モバイル回線として有名なのは「ケータイ」でしょうか。
ただ、これらは一般的に持ち運んで利用する、つまり外での利用を目的とされているものです。
そして、今回紹介する「auスマートポート・ソフトバンクAir」の用途の目的はあくまで「自宅」。
概要的な違いはこのあたりでしょうか。
ではサービス的にはどのような点が違うのか、ということを見ていきたいと思います。
auスマートポートのサービス内容
ではまず、auスマートポートのサービス内容に関して見ていきましょう。
auスマートポートの料金
単独利用の場合
ルーター単独利用の場合 | ||
---|---|---|
「2年契約(誰でも割シングル)」の場合 | 「WiMAX 2+ おトク割」適用後 | |
WiMAX 2+ フラット for HOME | 4,880円 | 4,380円 ※最大25カ月間 |
こちはauスマートポートの一番基本的な料金でしょう。
2年契約で割引が入る、という一般的な「誰でも割」のみを適用した場合の料金となっています。
ただ、auスマートポートにはもっとお得に利用できる場合があり、それが「auスマートバリュー」を適用した場合です。
auスマートバリュー適用時
auスマートバリュー専用プランの場合 | ||
---|---|---|
「2年契約(誰でも割シングル)」適用後 | 「Wi-Fi HOME おトク割」適用後 | |
WiMAX 2+ フラット for HOME | 4,292円 | 3,792円 ※最大25カ月間 |
こちらがauスマートバリューを適用した場合の料金となります。
先ほどの料金よりも600円ほど安くなりましたね。
auスマートバリューは「auスマートポート」と「auケータイ」をセットにした割引で、auユーザーならほぼほぼ申し込むであろうセット割です。
auひかりでも適用できますが、auスマートポートの場合、auひかりで必須条件であった「光電話」が不要なので、auひかりよりも手軽にauスマートバリューを適用できるでしょう。
auスマートポートの速度
auスマートポートの通信速度は下り最大440Mbps。
一般的なwifiルーターの速度が80Mbpsですので、それと比較すると5倍ほど速いと言えますね。
これはauスマートポートが「キャリアアグリゲーション」という技術を利用しているためです。
キャリアアグリゲーションとは、二つの通信帯域を一つに束ねるというものでこれにより通信速度を上げることができます。
「自宅用」というだけはある通信速度ですね。
ソフトバンクAirのサービス内容
では続いてソフトバンクから提供されている自宅用モバイル回線、ソフトバンクAirについて見ていきましょう。
ソフトバンクAirの料金
分割購入 | レンタル | |
基本料金 | 4,880円 | 4,880円 |
機器料金 | 実質無料(-1,620円×36ヶ月) | 490円/月(レンタル料) |
はじめようSoftBank Air割(二年間) | -1,080円 | -1,080円 |
特典適用後の月額料金 | 3,800円 | 4,290円 |
ソフトバンクAirの料金は、ソフトバンクAirを利用するために必要な機器「Airターミナル」をレンタルするか分割購入するかで料金が変わってきます。
分割購入する場合は、分割金と同額の割引がされるので機器代は実質無料となりますがレンタルの場合は月々490円がプラスでかかってしまうので長期的に利用を考えている方は分割購入の方がおすすめでしょう。
ソフトバンクAirの速度
ソフトバンクAirの速度は利用するAirターミナルによって変わりますが、最大速度は「下り最大350Mbps」。
ただこの速度は「Airターミナル3」+「対象エリア」での利用が条件となっています。
そのため、多くの方は下り最大261Mbpsとなってしまうと思われます。
ということでauスマートポートよりは通信速度はやや遅めですね。
auスマートポートとソフトバンクAirでオンラインゲームは可能?
今も昔も変わらず人気があるのは「ゲーム」ですよね。
私が子供のころは据え置き型のゲーム機である「PlayStation」や、持ち運びできる「ゲームボーイ」などが流行っていましたが、現在ゲームはより進化しています。
上で例に出したPlayStationなんかは私が遊んでいた時代では通信対戦なんてできませんでしたし、ゲームボーイなどの通信もケーブルを使ってアナログ的に機器同士を接続していました。
ただ、現在はこのようなゲーム機はもちろんのことスマホアプリでさえもそれのみで通信ができてしまうほど。
なのでゲームをするうえで「無線」での通信というのはかなり重要なものとなっています。
では今回ご紹介した「auスマートポート・ソフトバンクAir」では満足にオンラインゲームでの通信ができるのか、ということを見ていきましょう。
もちろんオンラインゲームはできる!ただ…
当たり前ですが、オンラインゲーム自体はもちろんプレイすることができます。
しかし、快適にプレイできる環境であるかと言われると「うーん…」という感じですね。
というのも、オンラインゲームで特に重要なのは「Ping値」と言われる、ボタンを押してからの反応速度です。
カードゲームなどではそこまで重要になりませんが、シューティングゲームなど一瞬のスキが命取りになるようなゲームではこのPing値はかなり重要です。
そしてこのPing値はオンラインゲームをプレイするなら一般的に「60」を切っていないとラグが生じ、快適にはプレイできないと言われています。
ではauスマートポートとソフトバンクAirではどのようなPing値となっているのでしょう?
ソフトバンクAIRにしてから
GOのping 123— 珂流 (@ynux) August 15, 2017
残念ながら、auスマートポートのPing値を計測している方は見つかりませんでしたが、ソフトバンクAirのPing値を計測している方はいらっしゃいました。
この方の環境だと、ソフトバンクAirにしてからPing値は「123」になったということで一般的なデッドラインである「60」の二倍ほど大きい値となっています。
もちろんこの値が大きければ大きいほどタイムラグも大きくなりますので、オンラインゲームをプレイするにはかなり厳しい環境と言えるでしょう。
ではどのようなインターネットサービスなら快適にオンラインゲームがプレイできるのでしょうか?
オンラインゲームをプレイするなら光回線がおすすめ
さて、auスマートポート・ソフトバンクAirではオンラインゲームを快適にプレイすることは厳しそうでした。
ではどのようなインターネットサービスがいいのでしょう?
答えは「光回線」です。
光回線のメリットは以下の通り。
①通信速度は「上下最大1Gbps」
…auスマートポートの約2.5倍、ソフトバンクAirの約4倍の速度で通信することができます。
②Ping値が低い
…これは私の環境での計測ですが、Ping値を計測してみたところ「18」という数字が出ています。
③料金もそこまで変わらない
…auひかり、ソフトバンク光の速度は戸建てで「5200円、5100円」、マンションで「3800円」とそこまで料金は変わりません。
このようなことから、光回線にしたほうがオンラインゲームをプレイするだけではなく日ごろのネットコンテンツを楽しむことを考えてもおすすめです。
乗り換えキャンペーンなども行っているので、一度見てみるといいかもしれませんね。
さいごに
今回はauスマートポートとソフトバンクAirの違いについて見ていきました。
ただ、先ほども言ったように色々なことを考えると結局は光回線の方がおすすめかと思います。
どうしても工事ができない場合などは仕方ないですが、それ以外なら光回線を一度検討してみたほうがよいでしょう。
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