【電力自由化】JCOM電力とおうちでんきはどっちがお得?

今回は電気サービスを比較していきたいと思います。
比較していく電気サービスは「JOCM電力」と「おうちでんき」の二つ。
どちらも「新電力」と言われる、電力自由化以降に誕生した電力サービスですね。
これらの新電力は東京電力などの「旧電力」と比較して料金や割引など、違う点が多々ありますが実は「新電力」同士でも違う点が結構多い。
特に「JCOM電力」を提供するJCOMはもともとケーブルテレビ事業者で、「おうちでんき」を提供するソフトバンクは通信事業者ですしね。
今回はこれら新電力二つのサービス内容を比較し、どちらのサービスがお得なのかということについてお話していきたいと思います。
目次
「JCOM電力とおうちでんき」電力自由化とは
JCOM電力とおうちでんきはどちらも電気サービスではありますが、先ほども言ったように「新電力」に分類される電気サービスです。
これらのサービスは電力自由化によって誕生し、地域に縛られず契約することのできる電力サービスとして現在人気を集めています。
電力自由化以前は東京なら東京電力、のように地域によって契約できる電気サービスが決まったいたんですね。
しかし電力自由化以降は、地域に縛られず自由に電気サービスを契約できるようになりました。
このような経緯で誕生したのが「新電力」で、メインで電気サービスを提供しているわけではない事業者が電気サービスにも着手したというのが新電力誕生の背景となっています。
そしてJCOM電力やおうちでんきなどの「新電力」の特徴は、旧電力と比較して料金が安いという点もありますが、一番の特徴は「セット割」が適用できる、という点でしょう。
東京電力などの旧電力は「電気サービス」として独立していたため、ほかのサービスと組み合わせるということがなかなかできなかったんですね。
それに対し、新電力はメインで提供しているサービスが別にあるのであくまで電気サービスはサブ。
つまりメインのサービスを利用してもらうためにもサブである電気サービスで割引などを適用することができるんです。
この違いが個人的には旧電力と新電力との一番の違いだと思います。
そして新電力同士でも特にこの「割引」が電気サービスによって大きく違う点でもあります。
ということで、今回は料金の比較もしていきますが一番のポイントは割引、と押さえておいてください。
ではJCOM電力とおうちでんきの比較を行っていきましょう!
JCOM電力とおうちでんきの料金を比較してみよう!
電気料金の計算方法は一般的に次の二つの料金を合計した金額となります。
①基本料金
…何A(アンペア)で契約するかによって変わる料金。A数は一度にどれくらいの電気を利用できるか、という「容量」のようなもの。一般的には30A以上で契約することが多い。ブレーカーが落ちるのはこの契約したA以上の電気を一度に使ってしまった際に起こる。
②従量料金
…使った分だけ支払う料金で、「使用した電気量×電気の単価」によって計算できる。電気の量の単位は一般的に「w(ワット)/kw(キロワット)/Wh(ワットアワー)」。
基本料金は場合によってはなかったり、最低料金となっていたりする電気サービスもありますが一番基本的な電気料金の計算方法は上記の通りです。
特に差が出てくるのは「従量料金」で、基本料金は正直そこまで違いがありません。
今回は私が東京に住んでいる、という勝手な理由から「東京」で利用した場合の料金を比較していきます。
ではそれぞれの料金がどのようになっているのか確認していきましょう。
JCOM電力とおうちでんきの基本料金を比較してみよう!
A数 | おうちでんき | JCOM電力 |
10A | 280円 | 280円 |
15A | 421円 | 421円 |
20A | 561円 | 561円 |
30A | 842円 | 842円 |
40A | 1123円 | 1123円 |
50A | 1404円 | 1404円 |
60A | 1684円 | 1684円 |
上記がJCOM電力とおうちでんきの基本料金となります。
どちらも10Aから契約することができるようです。
そして、パッと見ても分かるようにどちらも基本料金は同じですね。
関西においては先ほども言ったように、最低料金というものがあったり基本料金がA数によって紐づいていないということがあるのですが東京の場合は東京電力の基本料金を目安に設定されているようで、上記の基本料金も東京電力の基本料金とそこまで変わりません。
では従量料金には違いがあるのでしょうか?
JCOM電力とおうちでんきの従量料金を比較してみよう!
おうちでんき
0~120kWh | 19.33円 |
121~280kWh | 25.74円 |
281kWh~ | 29.72円 |
JCOM電力
0~120kWh | 19.52円 |
121~300kWh | 26.00円 |
301kWh~ | 30.02円 |
JCOM電力とおうちでんきの従量料金は上記の通り。
見たところ、まず違う点は料金の「切り替わり」の電気量ですね。
おうちでんきでは280kWhから三段階目の料金になりますが、JCOM電力は300kWhから三段階目の料金に切り替わります。
そしてやはり電気の単価も違いますね。
ざっと見る限り、JCOM電力よりおうちでんきの方が単価は0.3円ほど安いです。
しかし、JCOM電力は従量料金の合計からそれぞれ☟のように割引が入るよう。
0~120kWh | 0.5%割引 |
121~300kWh | 1%割引 |
301kWh~ | 10%割引 |
つまりJCOM電力の料金は☟のようになります。
0~120kWh | 19.51円 |
121~300kWh | 25.74円 |
301kWh~ | 27.01円 |
300kWhまでの単価はおうちでんきと変わりませんが、300kWh以上の料金はJCOM電力の方が安い、と言えますね。
2円なのでひと月での差額は「使用した電気量 - 300kWh × 2円」となりますね。
おそらく差額は200円ほどでしょうか。
ということで、300kWh以上利用する方はJCOM電力の方が電気料金は安くなります。
JCOM電力とおうちでんきの割引を比較してみよう!
さて、電気料金を比較していきましたが電気料金だけで電気サービスを選ぶのはちょっと早いです。
というのも新電力の一番の特徴は「割引」のため。
いくら電気料金が安くてもこの差は正直「微々たるもの」。
やはりメインのサービと組み合わせてどれくらいの割引額になるのか、ということがかなり重要になってきます。
ということで、JCOM電力とおうちでんきではどのような割引を行っているのか見ていきましょう。
セット割 | 対象 | 割引額 |
電力セット割 | JCOMサービス利用料 | 1000円×12ヵ月の割引 |
おうち割でんきセット | ソフトバンクケータイの料金 | 月額料金から1台につき100円割引 |
それぞれのセット割は上記の通り。
まず割引の対象としているものが違いますね。
JCOM電力のセット割「電力セット割」はJCOMの全体的なサービス、つまりJCOMから請求される料金から毎月1000円の割日を「1年間限定」で行ってくれます。
対して、おうちでんきのセット割「おうち割でんきセット」では、ソフトバンクケータイの料金から毎月100円の割引を1台ごとに行ってくれます。
ずっと割引が続くのはおうち割でんきセットだけ、のようですね。
さらにJCOMの電力セット割は、ほかのJCOMサービスも利用しなければならないのですが正直ケーブルテレビを利用したいかどうかは、人それぞれ。
対象となっているJCOMサービスはどれもケーブルテレビを利用しないといけないみたいなので、ケーブルテレビを利用してインターネットも利用するとなると月額料金はそれだけで10000円近くなってしまいます。
ここがケーブルテレビ事業者の弱みですね。
たいして、おうちでんきでも「おうち割でんきセット」の適用条件は「おうち割光セット」の適用となっているので、ソフトバンクケータイとソフトバンク光を利用する必要があります。
しかし、JCOMと違いテレビサービスを利用したければ「ソフトバンク光テレビ」を付けることができますし、利用したくない方は利用しなくても問題ありません。
つまり、利用できるサービスの自由度が高いのはソフトバンクの方なんですね。
ということで、セット割の割引額を見てもサービスの自由度を見てもソフトバンクの方がおすすめできるような印象を受けました。
JCOM電力とおうちでんきなら「おうちでんき」の方がおすすめ!
さて、電気サービスを比較しましたがおすすめできるのは「おうちでんき」でしょう。
たしかに電気料金自体はJCOM電力の方が少しだけ安いですが、一番のポイントはセット割とそれに関するサービスの自由度です。
どちらもセット割を適用するのにほかのサービスを利用する必要がありますが、JCOMはケーブルテレビをマストで利用しなくてはならず、ケーブルテレビに興味のない方にとってはかなり損。
対してソフトバンクのおうちでんきは光回線とケータイだけを利用していればいいので、余計なサービスがないんですね。
その分確実に料金を減らすことができるので、おうちでんきの方が合計で考えると安くなるんですね。
今の時代、サービスをまとめるのはかなり重要ですが不要なものまで利用する必要はありません。
先ほども言ったように、テレビサービスを利用したい場合はソフトバンク光テレビがありますし、戸建ての場合は「ソフトバンク光テレビ+5年自動更新」にするだけで月額料金が500円割引されます。
やはりまとめることができつつ、自分の利用したいサービスだけ選ぶことのできる方が絶対にお得ですよね。
まとめて利用するならJCOMよりもソフトバンク、そして電気サービスならJCOM電力よりおうちでんきの方がおすすめです。
さいごに
今回は電気サービスを比較していきました。
一番違うポイントはやはり割引でしたね。
電気料金はほぼ同じですので、比較するとすれば割引などにスポットを向けると比較しやすいでしょう。
JCOM電力よりはおうちでんきの方がおすすめできますので、公式キャンペーン・代理店キャンペーンを併用してお得に申し込んでみてくださいね。
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