NURO光とauひかりを比較!サービス内容と乗り換えポイントは?

今回は光回線を比較していこうと思います。
今回比較するのは二社。
So-netから提供されている「NURO光」とauから提供されている「auひかり」を比較していきます。
この二社はそれぞれ「プロバイダ」・「ケータイキャリア」というように本業としている事業は異なりますが、どちらもインターネット回線として光回線サービスを提供しています。
ただ、一口に光回線といっても料金や速度、利用できるエリアなども異なります。
ということで今回はNURO光とauひかりはどのあたりが違うのか、具体的なサービス内容を比較していきたいと思います。
NURO光とauひかり
さて、NURO光とauひかりの違いをお話する前にNURO光の提供元である疑問を抱きませんでしたか?
NURO光の提供元はSonyの子会社である「So-net」というプロバイダです。
でも、So-netって「So-net光」という光回線を提供していますよね?
このSo-net光が提供終了したからNURO光を開始した、というわけではもちろんなく二つのサービスは今でも現役バリバリで提供されています。
ではこのNURO光とSo-net光はどのように違うのでしょうか?
まずは共通点から。
①NURO光とSo-net光は同じプロバイダSo-netから提供されているため、選ぶことのできるプロバイダはSo-netのみです。
②そして使用している光回線も同じで、フレッツ光(NTT)の光回線を使用しています。
ただ、②の使用しているフレッツ光の光回線に少し違いがあるんです。
光コラボというフレッツ光の提供するサービスモデルを利用した光回線サービス(So-net光、ソフトバンク光等)は主に「ライトファイバー」という現在使われている光回線を使用していますが、今回のテーマの一つである「NURO光」では「ダークファイバー」という普段使われていない予備の光回線を使用ているんです。
このことから、厳密には使用している光回線は同じだけど、その中の種類が違うということが言えますね。
この光回線の差こそ、NURO光の速さの秘密・そして提供エリアの狭さの秘密とも言われています。
さて、長引きましたがこれが私の知っているNURO光とSo-net光の違いです。
ではNURO光の概要が分かったところで、auひかりとの違いはどこにあるのでしょうか?
これもまた使用している光回線なのですが、NURO光は先ほども言ったようにフレッツ光の光回線を使用していますよね。
対してauひかりはKDDIが独自に作った光回線を使用しているんです。
なのでNURO光とauひかりでは「光回線を借りたものを使っているか、作っているものを使っているか」という違いがあると言えますね。
NURO光の話ばかりになってしまいましたが、NURO光とauひかりの根本的な違いはこのあたりでしょう。
では両社のサービス内容の違いについて詳しく見ていきたいと思います。
NURO光とauひかりのサービス内容の違い
さて、概要が分かったところで具体的なサービス内容を比較していきます。
NURO光とauひかりを比較するにあたって重要なポイントは三つ。
①提供エリア
②速度
③料金・セット割
この三点に重点を置いてそれぞれどのようなサービスを展開しているのか見ていきたいと思います。
①提供エリア
さて、まず光回線を利用するには自分が住んでいる場所が利用したい光回線の提供エリアに含まれているかどうか、と言うことが第一となります。
いくらその他のサービス内容が良くても利用できなかったら意味ないですからね。
ということで両社の提供エリアはどのようになっているのか見てみましょう。
サービス名 | 提供エリア |
NURO光 | 関東:東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、神奈川県、栃木県 東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 関西:大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県 |
auひかり | 全47都道府県 |
NURO光は去年まで、関東限定の提供を行っていましたが今年1月から東海・関西の提供も開始しはじめ、現在では1都2府12県での提供を行っています。
これでもだいぶ拡大したな~、という印象なのですが対するauひかりの提供エリアは全47都道府県です。
エリアの差は32か所となってしまうので利用可能性の高さはauひかりの方が上ですね。
「でも提供エリア内だし、いっか」と思う方もいるかもしれませんが、NURO光で気を付けていただきたいのは引っ越しなど、やむをえず他県に移らなくならなければならないとき。
この時NURO光が対応していない地域に引っ越してしまうともちろんNURO光は利用できないので、そのほかのサービスを利用するしかありません。(NURO光は引っ越しで継続できる制度はないですが…)
なのでNURO光で適用していた「おうち割」などのセット割も解除されてしまうこととなるわけですね。
その点auひかりは提供できるエリアが多いことから乗り換えることなく、引き続き利用できます。
さらにNURO光と違って引っ越し手続きをすることで、転居先での開通工事を割引してくれるなどのメリットもあるのでその点も考えると提供エリアで言えばauひかりの方がおすすめできますね。
②NURO光とauひかりの速度
さて、光回線で重要な速度のお話です。
NURO光はCMでもおなじみのように「世界最速2Gbps」という驚異的な速度を持っていますよね。
光回線の一般的な速度は「上下最大1Gbps」で、去年まではauひかりもそうでした。
ただ、今年3月からauひかりは戸建て限定でNURO光よりも速い「上下最大10Gbps」の「auひかり ホームX」というプランを提供し始めたんです。
なので戸建てだけで言えば、いまやNURO光よりauひかりの方が速い、と言っていいでしょう。
もちろんこのauひかりのプランは戸建てだけですので、集合住宅にお住いの方はNURO光の方が速い速度で利用できます。
ということで、戸建てならauひかり・集合住宅ならNURO光の方が速い、と思っていただいて大丈夫です。
③料金・セット割
光回線で重要なのは速度だけではありません。
利用するにあたって月々支払う料金もかなり重要です。
ではそれぞれの料金を見てみましょう。
サービス名 | ホーム | マンション |
auひかり | 5100円→4900円(3年目以降) | 3800円 |
NURO光 | 4743円 | 2500円 |
ごらんのように、月額料金はNURO光の方が安いですね。
ここまで安い理由は正直分かりません(笑)
提供開始されて間もないからかな、とも思ったのですが今年に入っても引き続きこの料金で利用できるよう。
ではセット割はどうなのでしょうか?
両社で適用できるセット割は以下の通り。
auひかり | auスマートバリュー |
NURO光 | おうち割光セット |
auひかりではauケータイとセットにした「auスマートバリュー」、NURO光ではソフトバンクケータイとセットにした「おうち割光セット」を適用することができます。
ではそれぞれの割引額を見ていきましょう。
auスマートバリュー
各料金プラン・データ定額サービス | 割引額 | |
---|---|---|
au データMAX プランPro | 永年1,000円/月割引 | |
au データMAX プラン Netflixパック | 永年1,000円/月割引 | |
au フラットプラン25 NetflixパックN(シンプル) | 永年1,000円/月割引 | |
au フラットプラン20N(シンプル) | 永年1,000円/月割引 | |
au フラットプラン7プラスN | 永年1,000円/月割引 | |
新au ピタットプランN | ~7GB | 永年500円/月割引 |
~4GB | 永年500円/月割引 | |
~1GB | ※新auピタットプランNでデータ容量~1GBは対象外 | |
新ピタットプラン ※新規受付終了 | 1GB~ | 永年500円/月割引 ※新auピタットプランNでデータ容量~1GBは対象外 |
auピタットプラン ※新規受付終了 | ~2GB | 永年500円/月割引 ※新auピタットプランNでデータ容量~1GBは対象外 |
2GB超~ | 永年1,000円/月割引 | |
auピタットプラン(S) ※新規受付終了 | ~2GB | 永年500円/月割引 |
2GB超~ | 永年1,000円/月割引 | |
auフラットプラン ※新規受付終了 | 永年1,000円/月割引 | |
auデータMAXプラン ※新規受付終了 | 永年1,000円/月割引 | |
データ定額30 データ定額10/13 ※いずれも新規受付終了 | 最大2年間:2,000円/月割引 3年目以降永年934/月割引 | |
データ定額5/8/20 LTEフラット ※いずれも新規受付終了 | 最大2年間:1,410円/月割引 3年目以降永年934/月割引 | |
ISフラット・プランF(IS)シンプル LTEフラットforTab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | ||
データ定額2/3 シニアプラン ※いずれも新規受付終了 | 永年934円/月割引 | |
ジュニアスマートフォンプラン カケホ(3Gケータイ・データ付) | ||
データ定額1G ※新規受付終了 | 最大2年間:934円/月割引 3年目以降永年500円/月割引 |
おうち割光セット
割引対象プラン | 割引額 | |
---|---|---|
【NEW!】 | ウルトラギガモンスター+(50GB+) | 永年1,000円割引/月 |
ミニモンスター | ||
スマホ タブレット | ウルトラギガモンスター(50GB) | 永年1,000円割引/月 |
ギガモンスター(20GB) | ||
データ定額(5GB) | ||
ケータイ | 4G・LTEデータし放題フラット | |
スマホ タブレット | データ定額ミニ(2GB・1GB) | 永年500円割引/月 |
おてがるプラン |
見ての通り、割引額はauスマートバリューの方が高いですね。
しかもこの割引は最大10台まで適用できるので、家族の人数が多ければ多いほど差がついてきます。
よく使われる「LTEフラットプラン」で見てみるとその差は410円。
家族四人の場合は月々で1640円、年間で19680円も差が出てきてしまいます。
このことから、セット割で見てみるとauひかりの方がお得、ということが分かりますね。
NURO光からauひかりに乗り換える際のポイント
NURO光からauひかりに乗り換える際のポイントは二つ。
①乗り換えキャンペーン「auひかりスタートサポート」の利用
②代理店キャンペーンの利用
それぞれ乗り換えの際には重要となってくるので、見ていきましょう。
①乗り換えキャンペーン「auひかりスタートサポート」の利用
auひかりスタートサポートはauひかりの「乗り換えキャンペーン」です。
このauひかりスタートサポートの特典は二つ。
1.他社で発生した違約金を「最大30000円」まで負担
2.乗り換え後、auスマートバリューの新規申し込みで契約回線1台ごとに10260円の還元
このように、乗り換えで発生してしまうNURO光の違約金を負担してくれるんです。
さらに2.ではケータイの乗り換えも負担してくれるので乗り換えキャンペーンとしてはかなり優秀な内容と言えますね。
乗り換えの際には絶対適用しましょう。
②代理店キャンペーンの利用
代理店キャンペーンはauひかりの代理店で申し込むことによって適用できるキャンペーンです。
この代理店キャンペーンは①のauひかり公式キャンペーンとも併用できるのがポイント。
そして代理店キャンペーンでもらえる特典は以下の通り。
auひかり | キャッシュバックのみ | キャッシュバック+無線LAN |
auひかりのみ | 45,000円 | 40,000円 |
auひかり+ひかり電話 | 52,000円 | 47,000円 |
申し込むだけでこれだけの特典をもらえるので乗り換えの際には代理店から申し込んだ方がお得です。
こちらのキャンペーンは代理店NEXTのキャンペーン内容ですので、気になった方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
さいごに
今回はNURO光とauひかりの比較をしていきました。
やはり提供エリアはかなり重要ですよね。
せっかくいいサービスを提供していても、エリア外であったら意味がありません。
NURO光がエリア外である、またはそうなってしまう方はauひかりがおすすめです。
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