【インターネット入門】インターネットの種類を速度で比較!

いまやインターネットは日常生活を送る上で必須のものとなっていますよね。
日頃利用しているケータイやパソコンではもちろん写真や書類などオフラインで利用できるコンテンツもありますが多くのコンテンツははオンライン上、つまりインターネットに接続しないと利用できないものが多いです。
また、ケータイとパソコンにおいても主に利用するインターネットで違いはありますし、それぞれの特徴も様々です。
ということで今回はインターネット入門編、と題しましてインターネットの種類やそれぞれの特徴をお話していきたいと思います。
「ネットのことはよくわからない…」という方にもわかりやすいように解説していこうと思いますので、最後までお付き合いください。
インターネットの種類は何種類?
インターネット | 特徴 |
光回線 | 利用率が高く、速度は一番早いインターネット。 インターネット利用者の7割が光回線を使用。 |
モバイル回線 | 4G/LTEに代表されるインターネット。 主にケータイの通信に利用される。 |
ADSL/VDSL | 電話回線を利用したインターネット。 速度は4種類の中で最も遅い。 |
ケーブルテレビ回線 | ケーブルテレビの回線を利用したインターネット。 最近では光回線と同等の速度を持つ技術も開発されている。 |
さて、まずはインターネットの種類を見ていきましょう。
インターネットの種類は大きく分けて4つ。
光回線・モバイル回線は現在でも多くの方々が利用しているためなじみ深いインターネットと言えますね。
ではそれぞれの特徴をもっと掘り下げて見ていきましょう。
各インターネットの特徴
では早速、各インターネットの特徴を見ていきたいと思います。
光回線
光回線は先ほども言ったように、インターネット利用者の中でも7割の方が利用しているインターネット。
光回線は「光ファイバー」という特殊なガラス繊維でできたケーブルを利用し、光信号による通信を行っています。
メリット
- 最大速度は上下最大「1Gbps」とインターネットの中でもダントツの速さ
- 電磁波の影響を全く受けない
- 電波干渉や距離による劣化が少なく、通信が安定している
このように速度や安定性の高さがインターネット利用者の7割が利用する人気の理由ですね。
光回線の主な例としてはやはりフレッツ光でしょう。
実はこのフレッツ光も2017年3月時点で光回線利用者のうち7割利用するほど光回線業界を席捲しているんです。
また、最近フレッツ光では「光コラボ」というサービスを開始しています。
この光コラボの例としては「ソフトバンク光」や「ビッグローブ光」など。
光コラボはフレッツ光の光回線を事業者に貸し出すサービスのことで、これによりいままで光回線サービスを提供できなかった事業者たちが一気に光回線サービスを開始しました。
特にソフトバンクなどのケータイキャリア、ビッグローブなどのプロバイダ(ISP)はこの光コラボを利用し自社製品(ソフトバンクならケータイ)とのセット割やキャンペーンを光回線サービス・自社サービスの中に組み込んでいます。
また、キャンペーンだけでなく料金的にもフレッツ光より安いことで最近ではフレッツ光から光コラボに移行する人も増えているようですね。
フレッツ光から移行する際には転用という申し込み方法が利用できるのですが、この申し込み方法による手軽さも光コラボへの移行を後押ししています。
◆転用とは◆
転用申し込みとは「現在フレッツ光を利用している方」で「光コラボに乗り換える方」が適用できる申し込み方法のこと。
フレッツ光と光コラボで光回線の「設備」が同じ、また光コラボはフレッツ光が提供しているサービスということで、「乗り換え先光コラボの開通工事費が無料」、「フレッツ光の違約金が無料」になるんです。
また転用には「自社転用」と「他社転用」の二つの種類があります。
自社転用 | 他社転用 |
---|---|
現在フレッツ光で利用しているプロバイダが 提供している光コラボへ乗り換え | 現在フレッツ光で利用しているプロバイダ以外の 提供している光コラボへ乗り換え |
ex.)ビッグローブをプロバイダとしてフレッツ光を利用 ☞ビッグローブ光に乗り換え | ex.)ビッグローブをプロバイダとしてフレッツ光を利用 ☞ソフトバンク光に乗り換え |
つまり、新規申し込みでかかってしまう初期費用や手続きを減らすことのできる申し込み方法が転用申し込みということですね。
モバイル回線
モバイル回線は4G/LTEに代表されるインターネットのこと。
メリット
- 光回線と違い、工事が不要
- 広い地域で利用することができる
- 持ち運びやすい(モバイルルーターなど)
光回線が自宅や限られた場所での利用を目的としているのに対し、モバイル回線は「モバイル」と名前にもあるように「持ち運びのできるインターネット」そして「広い地域で利用できるインターネット」という特徴があります。
その点、光回線と比較して通信速度は平均して最大で200Mbps前後なので「通信速度が遅め」ということと「通信制限があること」も特徴ですね。
参考までに公開されたケータイキャリア3社の実効速度(実際に利用できる速度)がこちら☟
キャリア名 | Android | iOS | ||
上り | 下り | 上り | 下り | |
ドコモ | 53~91Mbps | 13~28Mbps | 49~89Mbps | 14~30Mbps |
au | 50~103Mbps | 50~103Mbps | ||
ソフトバンク | 16~26.1Mbps | 42.5~76.6Mbps | 16~26.1Mbps | 42.5~76.6Mbps |
上りがアップロード速度、下りがダウンロード速度を表しています。
インターネットを利用する上でダウンロードが重視されることから「下り」の速度を広告するインターネットサービスは多いですね。
実効速度の話をしたので、ついでに「ベストエフォート方式」についても解説したいと思います。
ベストエフォート方式とは
ベストエフォート方式とは「最大でこれだけのポテンシャルを持っているけど、いつも発揮できるわけではないよ」という意味です。
これはインターネットサービスではどれでも採用されている方式で、光回線でもモバイル回線でも同じ。
なので、最大速度を見て選ぶのもいいですが実際に先ほどの表のような「実効速度」を調査してからインターネットサービスを選んだほうがいいということですね。
そしてもう一つのポイントである「通信制限」について。
ケータイでもモバイルルーターでも通信制限を食らったことのある方は多いでしょう。
実はモバイル回線で利用されている「電波」は国によって「公共物」と定められているんです。
そして国によってこの「電波」を利用できる量というのは事業者に割り当てられているので、一定の利用量に達すると通信を制限するような仕組みにしないといけない、というわけなんですね。
このあたりも光回線とは違うので把握しておきましょう。
ADSL/VDSL
ADSL/VDSLは光回線が普及する前までは一番メジャーなインターネットでしたね。
ADSL/VDSLは電話回線を利用したインターネットです。
マンションにお住いの方は光回線を利用できるとしても、棟内に光回線を送る方法がいまだに「VDSL」である、という方も多いでしょう。
メリット
- 料金が安い(平均で2000円~3000円)
- 工事はあるが、そこまで大掛かりな工事は必要ない
ADSL/VDSLの一番のメリットは何といっても安さでしょう。
ただ、通信速度は平均して12Mbpsほどなので光回線と比較すると約80分の1、モバイル回線と比較すると約20分の1ほどの速度しか出せません。
なので、インターネットをそこまで利用しない方にはいいかもしれませんが、YouTubeなどで動画を見たりゲームなどをする方にとってはかなり厳しい数値です。
ケーブルテレビ回線
ケーブルテレビ回線はケーブルテレビの回線を利用したインターネット。
具体的な例を出すならJCOMなどですかね。
ケーブルテレビを契約している家庭ではセット割引が適用できるため、インターネットがケーブルテレビ回線であることが多いです。
メリット
- 多彩なチャンネルを視聴することができる
- 光回線が対応していない地方でも利用できる可能性が高い
- 固定電話の回線が不要
やはりテレビを頻繁に視聴する方はついでにケーブルテレビ回線を利用している、という場合が多いです。
また、ケーブルテレビ回線は地域密着型であるという特色もあり光回線を利用したくても利用できない地域でもケーブルテレビ回線なら利用できるという場合があります。
そして通信速度は「光ハイブリッド」というケーブルテレビ回線に光回線の技術を組みこむ方法により光回線と同じくらいの速度を出すことができます。
ただ、純粋な光回線ではないので通信の品質は光回線よりは劣ってしまいますね。
スマホに合わせてインターネットを選ぼう
今の時代、日常生活の中で多くの割合を占めるのがスマホの使用時間でしょう。
なので、スマホで楽しんでいるコンテンツに合わせてインターネットを選んだほうがいいです。
動画やゲームを楽しみたい方は光回線じゃないと厳しいでしょうし、逆にちょっとネットサーフィンをするだけ、またメールの送受信くらいでしかインターネットを利用しない場合はそこまで速いインターネットを利用してもあまり意味がありません。
ということで、先ほど挙げたような特徴やメリットをもとに自分がスマホで利用するコンテンツも検討しながら利用するインターネットは選んだほうがいいですね。
さいごに
今回はインターネットの種類や特徴を解説していきました。
インターネット自体は多くの方が利用しているものですが、あまり知らなかったことも多かったのではないでしょうか?
先ほども言ったようにインターネットを選ぶ際には利用目的が重要です。
もちろんお金に余裕のある方は一番速度の速い光回線を選ぶのは間違いないですが、そこまで利用しないのならお金は無駄になってしまいます。
ぜひとも今回紹介したことを参考に、自分に合ったインターネットを探してみてください。
- 前の記事
ビッグローブ光のキャンペーンはどこがお得?代理店4社を徹底比較! 2017.12.05
- 次の記事
フレッツ光は光コラボへの転用でお得!プロバイダも関係が…? 2017.12.05