「IPv6」ってなに?auひかりで利用するにはどうすれば?

さて、今回は「auひかり」に関する内容ではありますがauひかりの中でもある一つのオプションに焦点をあててお話していきます。
そのある一つの機能というのが「IPv6」オプション。
普段なかなか耳にすることはありませんし、どこか難しそうな名前ですよね。
でもよく見てみると何も難しいことはないですし、快適にインターネットを利用するには必須となるオプションの一つなんです。
ということで今回は「IPv6」とはそもそもなんなのか、そしてauひかりでこの「IPv6」というオプションを利用するにはどうすればいいのか、ということをお話していきたいと思います。
目次
IPv6ってそもそも何?
さて、「IPv6」とはそもそもなんなのでしょう?
この「IPv6」の正式名称は「Internet Protocolo version 6」。
日本語で言うと「インターネットプロトコルver.6」といった感じですね。
どうやらインターネットプロトコルというものの六個目という意味の様子…
ということで、インターネットプロトコルがどのようなものなのかをまず解説していきましょう。
IP(インターネットプロトコル)はインターネットの「決まり事」?
「なんか「IP」って聞いたことあるな~」という方は多いのではないでしょうか?
おそらくIPで世間的に一番有名なのは「IPアドレス」でしょう。
このIPアドレスはインターネット上で自分がどの場所にいるのかを教えてくれる住所のようなものです。
プロバイダと契約することで割り当てられるのもこのIPアドレスです。
2ちゃんねる(いま5ちゃんか…)などで犯行の書き込みなどがあったときなどは、どこから書き込まれているかということを探知するためにこのIPアドレスをたどったりしますね。
少し脱線しましたが、そもそもIPとはなんなのか?
これを話すには「インターネットとは「約束事」で動いている」ということを理解してもらう必要があります。
TCP/IPプロトコル群
プロトコル名 | 内容 |
---|---|
HTTP | HP閲覧、パソコンとWebサーバーのデータやり取り |
SSL | 暗号化通信するためのプロトコル |
POP3 | メールソフトで受信するためのもの |
SMTP | メールソフトで送信するためのもの |
FTP | パソコンからサーバーへファイルを転送 |
TCP | 信頼性を重視したデータの送受信をするためのもの。POP3などと組み合わせで使用。 |
IP | データなどを指定されたところまで届けるためのもの |
このように、IPだけでなくインターネットはこれらの「プロトコル」という約束事を交わすことで動いています。
おそらくこの中で一番皆さんが見ているのは「HTTP」ではないでしょうか?
大文字だと分かりにくいですが小文字だと「http」さらにコロンとスラッシュを付けると「http://」となります。
そう、これはWebページを見る際に必要になるプロトコルでアドレスの前などによくついていますよね。
このようにそれぞれのプロトコルごとに役割があり、これらの約束事を守ることによって機器が違ってもOSが違っても同じコンテンツを享受することができるのです。
そしてIPの役割はプロトコルの中でもかなり重要で「データなどを指定されたところまで届けるためのもの」という役割を持っています。
なんとなくこのIPのバージョンが上がれば通信の品質が上がりそうですよね?(笑)
ではIPv6について詳しく掘り下げていきましょう。
IPv6はどのようにしてできた?
さて、現在使用されているIPは基本的に四番目のバージョンである「IPv4」です。
いまやIPv6に対応しているコンテンツがほとんどですが、中にはこの「IPv4」しか対応してないコンテンツもあるようですね。
そして細かいかもしれませんが「4から6」に飛んでいるのってなんか気になりますよね。
結論から言うと、IPv5という名前のものは存在していません。
しかしIPv4の次に「ST-II」という一般的な用途ではないIPが開発されています。
なので一般的な用途であるものとしては「ST-II」の次に開発された「IPv6」となるわけです。
とまあ自分でも日本語力がなく説明がしづらかったのですが、利用できるのは「IPv6かIPv4」ということですね。
ではこのIPv6はどのような理由で開発されたのでしょう?
それが「IPアドレスの枯渇」という問題を解消するためです。
先ほどIPアドレスについては解説しましたよね?
もうみなさんならわかると思いますが、IPアドレスはインターネットに接続する機器すべてに割り当てられているものです。
現在の「IPv4」では43億個のIPアドレスを利用することができますが、世界の人口は70憶人を突破しています。
昔は一家に一台パソコン、という時代でしたがいまやスマホは一人一台持つのが普通ですよね?
このようにインターネットに接続できる機器が増加したことにより、割り当てるためのIPアドレスがいまのIPでは枯渇してしまう、というのがこの問題の要点。
そこで登場するのが「IPv6」です。
このIPv6ではなんと340潤(かん)ものIPアドレスを利用することができるんです。
この単位は10の36乗という途方もない単位で、0が36個つきます(笑)
億が10の8乗で0が8個なのでどれだけすごい単位なのかはわかっていただけるでしょう…
ということで、IPアドレスの枯渇という問題に際し、この途方もない数のIPアドレスを利用できるようにするために開発されたのが「IPv6」というわけです。
長くなってしまいましたが、なんとなく分かっていただけましたでしょうか?
IPv6にすることによるメリットは?
では実際にこのIPv6にすることでどのようなメリットがあるのか、ということを見ていきましょう。
SSLがデフォルトに!
以前のIPv4ではオプションサービスであった「SSL」というセキュリテイー通信のためのプロトコルがデフォルトで付くようになります。
このSSLが対応している証拠としては「https://」のように「http」のあとに「s」がついているかどうかですね。
これにより保護された通信が確保できるので、従来の通信よりも安全に通信を行うことができます。
通信速度は速くなる!
現在利用できるIPごとの接続方式がこちら☟
- IPv4 PPPoE
- IPv6 PPPoE
- IPv6 IPoE
この中でも「PPPoE」と「IPoE」という二つの種類がありますよね。
そしてこれらの違いは「速度制限があるかどうか」です。
お察しの通り、速度制限がないのは「IPoE」の方。
このIPoEで接続することによって光回線なら「最大速度の上限まで」制限なく利用することができるんです。
制限があるのとないのではどちらが速いかは明白ですよね?
ということで、IPv6の中でも「PPPoE」ではなく「IPoE」という接続方式を選ぶようにしましょう!
auひかりで利用するにはどうすれば?
月額利用料 | お申し込み | 機器&設定 |
---|---|---|
無料 | 不要 | 不要 |
さて、auひかりでこの「IPv6」を利用するにはどうすればいいのか…
実は特に何もする必要がないんです(笑)
現在auひかりでは「IPv4」と「IPv6」の二つのIPを利用することができる「デュアルスタック」で提供を進めており、何もしなくても自然と「IPv6」が利用できるような環境となっています。
なのでauひかりでIPv6を利用する方法は「auひかり」を月額料金を支払って普通に利用する、ということだけですね。
auひかりは代理店で申し込むとキャッシュバック!
さて、auひかりを申し込む際におすすめしたいのが「代理店申し込み」。
普通に公式HPなどからauひかりを申し込むことで適用することができるキャンペーンはauの公式キャンペーン一つです。
ただ、代理店で申し込むことで公式キャンペーンはもちろんのこと代理店独自の「代理店キャンペーン」も適用することができるんです!
なので合計二つのキャンペーンを適用できると…
そして肝心の代理店キャンペーンの内容はキャッシュバック。
有名代理店であるNEXTでは、auひかりのみの申し込みで45,000円auひかり+光電話の申し込みで52,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
auひかりのセット割「auスマートバリュー」には光電話が必須なので、適用を考えている方は光電話も一緒に申し込んでしまったほうがお得です。
申し込みをするなら確実にお得な方法なのでぜひ検討してみてください!
さいごに
今回はIPv6についてお話していきました。
あんなに便利なのに、auひかりで利用するにはなにもしなくていいとは…
インターネットを利用するなら必ずと言っいいほどIPv6に対応させたほうがいいので、対応していない方はお早目に!
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